Muho’s diary

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です。

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です……が、最近は吠えてばかりです。見苦しくて申し訳ありません。でも、いま日本を支配している政治家とその一派の方が遙かに見苦しいでしょう? ちなみに、普通の日常はこちらです。https://muho2.hatenadiary.jp

ほとんど保険証と変わりません。保険証を廃止する意味は薄らいでいる。

 

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──マイナ保険証の根本的な問題は何ですか。

1つはマイナ保険証へのひも付けの誤りによる危険です。重大な医療事故につながりかねません。

2つ目は、資格者全員に交付する保険証と違い、マイナ保険証や資格確認書は申請主義なので、どうしても申請漏れや遅れが生じ、保険資格情報の誤りが避けられないことです。

3つ目は、オンラインにつきもののシステム障害の発生リスク

──受け付けで無保険扱いが続出し、10割請求が問題になった時、加藤厚労相は窓口負担を「3割」とするよう医療機関に求めました。

 窓口でいったん3割とするが、後で正しい資格情報を確認する必要がある。それを担うのは社会保険診療報酬支払基金です。無資格扱いとなるトラブルは70万件以上起こるとの推計を発表しましたが、それくらいの規模で資格を確認する作業が毎月、発生するのです。当然、積み残しが起き、支払いの遅延や不能が起きるでしょう。

これまでは患者から保険証の提示がない場合、窓口では10割の負担を求め、後で資格が確認できれば、差額を返金し、そうでなければそのまま、という運用をしてきた。病院と患者の間でコンセンサスがあったのです。医療従事者と患者の信頼関係まで壊れかねない事態です。

ほとんど保険証と変わりません。保険証を廃止する意味は薄らいでいる。

今年4月からのオンライン資格確認義務化の進め方は極めて強引でした。昨年6月に義務化方針を閣議決定し、ろくな審議もせずに3カ月後には省令を発令した。昨年8月の厚労省の説明会で、保険局の水谷忠由医療介護連携政策課長は、義務化に応じない医療機関について「保険医療機関・薬局の指定の取り消し事由となり得る」と恫喝までした。こうして環境を整え、同10月に河野デジタル担当相が保険証の廃止を表明したのです。

延期でガス抜きされないように注意が必要です。当面は延期でいいとしても、撤回に追い込むことが重要です。延期したところで問題が先送りされるだけです。

保険証を存続させれば、一気に解決する話です。

 

373news.com

 鹿児島県保険医協会など医療従事者4団体の約10人は11日、鹿児島市天文館で健康保険証廃止方針の撤回やマイナンバーカードと個人情報のひも付け反対を訴える街頭活動を行った。参加した医師らはマイナンバーカードへの一本化によって医療現場で既に混乱が起きていると訴えた。

  街頭では、ビラ配りや署名集めに加え、保険証廃止と、マイナンバーカードへの医療情報ひも付けの賛否を問うシール投票も実施。どちらも反対が多かった。  

 九条医療者の会かごしまの吉田愛知代表世話人は「マイナンバーカードを高齢者が1人で管理するのは難しい。最低限、保険証との併用ができるようにしてほしい」と話した。

  国は2024年秋に健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに一本化する方針を示している。