Muho’s diary

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です。

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です……が、最近は吠えてばかりです。見苦しくて申し訳ありません。でも、いま日本を支配している政治家とその一派の方が遙かに見苦しいでしょう? ちなみに、普通の日常はこちらです。https://muho2.hatenadiary.jp

利便性のためならば、多少の情報漏洩はやむを得ない 総務大臣&デジタル庁

 

衆議院総務委員会

宮本岳志

「これらの書類誤交付は、他人のものを見てしまえば、個人情報の漏洩になります。とりわけコンビニエンスストアという、役所の職員がいない場所で誤交付が起これば、職員がその場で対応する事はできません。年度の途中でありますけれども、今年度は既に56件も起きてるわけですね。個人情報の保護は、利便性の向上と天秤にかける事は許されないと思います。利便性のためならば、多少の情報漏洩はやむを得ないというような立場で、行政が個人情報を扱う事は許されないと私は思いますが、大臣もよろしいですね?」

 

総務大臣

「もちろん、同じ思いでありますが、まずですね、マイナンバーカードは地方のDXの基盤となりますツールでありまして、(何も答えないので動画では割愛されている……)」

 

宮本岳志

「いや、きいた事に答えていただいてないんですが、もう一回ききます。よもや、ですね、利便性のためならば、多少の情報漏洩はやむを得ない、こういう立場はとられませんね?

 

総務大臣

「それはもっともな事であります」

 

宮本岳志

「ところがこの間私は、松本前大臣と何度も議論してきましたが、誤交付は総務省マイナンバーカードの普及を急がせる中で、起こってきました」

つづき

宮本岳志

「6月21日の第一回総点検本部の会議で岸田首相は、総点検作業を実施する地方自治体の円滑な作業に資するよう、地方自治体と連絡調整するとともに、高齢者や障害をお持ちの方などのカードの取得環境を整備するよう指示をいたしました。そして大臣は先日の所信で、総点検を進めると同時に、引き続き地方団体や関係省庁と連携して、カードの一層の普及促進と利便性の向上に取り組んでまいります、とお述べになりました。総点検をしながらカードの一層の普及促進を煽る政府の認識では、再発防止は果たせないと私は思います。個人情報漏洩に直結する住民票等の誤交付が発生し、今、総点検をやっているというのであれば、ひとまずマイナンバーカードの運用を止めて、きちっとすべて点検が終わるまで、点検をするというのが、責任ある行政の当然の態度だと思いますが、これはデジタル庁が答えたがっておりますので、お答えいただけますか?」

 

デジタル庁

「ウダラコダラ」

 

宮本岳志

「つまりは、利便性のためならば、多少の情報漏洩は構わない、というような事をおっしゃったように聞きました。私はですね、その了見が間違っていると思います。個人情報保護をないがしろにした、そのような利便性論こそ、今日の間違いと混乱の最大の要因ではないかと思うんですね」