ある病院に勤める女性が、勤務先にマイナンバーカードのカードリーダーがあったので、本当に顔認証がされるかテストをしたというのです。
同じ病院の同僚男性の「マイナンバーカード」をカードリーダーにのせ、女性が自分の顔をカメラにかざしたところ、なんと本人認証されてしまいました。
それが顔のよく似た家族の写真ならまだ分かりますが(それでも本人証明という点では大問題ですが)、赤の他人の男性のカードでも、本人認証されてしまうというのですから、顔認証そのものが機能していないとしか思えません。
実は、この病院では、以前、マイナ保険証で顔認証ができないというトラブルがあり、業者が改善したという経緯がありました。そこで、再びトラブルが起きないように、誰の顔でも認証するように基準を最低ラインまで下げたのではないかと考えられます。
河野大臣は、2023年6月30日のフジテレビ系の朝の情報番組「めざまし8」に出演し、「顔認証がなかなかできないということが起きたときは、おそらく後ろから日が差していたり、顔が暗くなっていると、顔認証がしづらいということがありますので、そこは機械の方の精度を上げていくということも大事です」と言いました。
皮肉なことに、河野大臣が「トラブルを防ぐために顔認証の精度を上げろ」と業者に強く号令すればするほど、業者は、ペナルティーが怖いのでトラブルを起こさないように顔認証の精度を下げ、基準を緩くするようになってしまうということが、現実に起きているのではないでしょうか。
マイナンバーカードでは、あまりに自治体などの入力ミスが多いので、岸田首相は河野大臣らに命じて、「マイナンバーカード」の総点検をすると宣言。2023年の8月上旬には、中間報告をするよう指示しました。
人材派遣会社に丸投げのところも目につきます。
岸田首相や河野大臣が総点検させればさせるほど、現場は情報流出の危険性が高まるという、本末転倒なことになっているのです。
マイナンバーカードの「利用者証明用電子証明書」によるセキュリティがこんなに緩いのかといえば、民間の業者でも使えるように利便性が優先されているからです。
これですね。
— いらっしゃいませ (@dorami13579) 2023年8月4日
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このマイナンバーを普及していただきたいと、このように思うわけであります。そして納期、納期であります。この納期に間に合うように、ぜひとも仕上げていただきたい。私たち民間は、この納期って大変、重要でございます。納期を必ず守って、やり上げてる。これが日本の大変重要な文化でありますから、ぜひとも、この、保険証を廃止する、これを実現するように、この納期に向けてしっかりとやっていただきたい。このように思います。