Muho’s diary

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です。

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です……が、最近は吠えてばかりです。見苦しくて申し訳ありません。でも、いま日本を支配している政治家とその一派の方が遙かに見苦しいでしょう? ちなみに、普通の日常はこちらです。https://muho2.hatenadiary.jp

紙の保険証を廃止するって言ったら、もう、目を真ん丸にして、ビックリしてますよ。

  • buu様による書き起こし。労作です。

立民井坂「私、紙の保険証を永久に残してって言ってるわけでは、全くないんですよ。で、この夏、私、党のデジタル政策チームで、デンマークとかスウェーデンとか韓国とか、デジタル化に成功した先進国の担当者の方、次々来て頂いて、どういう進め方をしたら上手く行くのか、シリーズで勉強会を開きました。

どの国の担当者も、日本が1年後にアナログ手段、紙の保険証を廃止するって言ったら、もう、目を真ん丸にして、ビックリしてますよ

デンマークは今、デジタル化ランキング世界1ですけれども、そんな国でも高齢者や障がい者のために、今でも各種のアナログ手段は残しています。考えてみれば、電車の改札だって、今、ICカードでピッピピッピ、みんな通ってますけど、でもいまだに紙の切符も、同時並行で、使えるようにしているわけであります~」

「マイナ保険証には、情報システムの専門家からも、今、やり直しが提案されています。情報システム学会という、もうこれ、昨日今日出来たマイナ保険証反対の団体ではなくて、もう10年以上前から、情報システムや社会のデジタル化について、前向きな提言をしている企業や学者からなる専門家集団です。

そもそも先進7か国、G7で、健康保険証と国民番号カードを一体化させている国はありません。で、この情報システム学会がどういう事を言っているかって言うと、マイナの制度設計には根本的な問題があると。身元確認とか当人確認、それから真正性確認の3種類の確認機能を分離した形で再設計した方がいいんじゃないか、で、現在のマイナンバーカードは廃棄すべき、とまで、まとめに書かれてしまっていて、更には、カードにこだわらず、他の手段もやるべきだと、こういう至極まっとうな提言であります」

 「根本的にお考え違いがあったらあれなので申し上げますが、アナログ手段を廃止することがデジタル化、ではないですよ。皆が安心して便利に使えるデジタル手段を提供することが、デジタル化であります。

そういう意味では、オンライン資格確認は、もう既に義務化されて、8割以上の医療機関で実施されていて、今はもう、あとは窓口で提示するのがマイナ保険証なのか、紙の保険証なのか、これはもう実は今、ほとんど大差がない状況です。

そういう意味では、目的としたデジタル化は進んでいて、今から無理に、この保険証を廃止する理由は、実はあまりないんですよ。まして、このまま1年後に紙の保険証を廃止して、国民みんなにマイナ保険証を持たせても、政府は2年後にまた、新しいマイナンバーカードを導入する予定なんでしょう?

そもそも先進国は、カードなんて使ってなくて、みんなスマホですよ。こういう状況で、なんで無理やり、来年紙の保険証を廃止して、無理やり今の古いマイナンバーカードとマイナ保険証をみんなに持たせるのか

~今のような無茶苦茶なやり方をやっていたら、日本のデジタル化、医療のデジタル化が、また後3年5年遅れるから、そこ、ホントに心配していますよ。反対のための反対ではなくて、デジタル化推進のために、保険証の来年無理やりの廃止は、やめてくれと、これだけの事ですから。ぜひこれはお考えを頂きたいと思います」