東北6県の医師・歯科医師でつくる東北保険医団体連絡会は19日、国会内で、これまでの保険証の廃止とマイナンバーカードとの一体化の撤回や、物価高騰に見合う診療報酬の引き上げなどを求め、政府に要望書を手渡しました。
「今の保険証を残してほしい医療機関は9割を超えている」。岩手県保険医協会の黒田康之副会長が9月実施のアンケート結果にもとづく現場の実態を突きつけました。「高齢者施設の8割超が利用者のカード申請に対応できない」
厚労省担当者は「不安解消に努める」と述べ、保険証廃止方針に変わりがないとの説明に終始しました。