現行保険制度「一番合理的」
健康保険証反対署名1万735人分、国会に提出。
健康保険証の廃止方針を撤回するよう要望へ 三重県保険医協会
マイナンバーカードを健康保険証として使うマイナ保険証について、医療現場の負担が増えているとして、県内の開業医らでつくる三重県保険医協会は政府に対し、来年秋の健康保険証の廃止方針を撤回するよう要望することにしています。
医師や歯科医師でつくる三重県保険医協会が、約1800人の会員を対象にマイナ保険証についてアンケート調査を行ったもので、全体の6%にあたる106人から回答がありました。
調査結果によりますと、マイナ保険証の患者への対応で新たな受付業務が増えたと回答した人は全体の9割以上を占め、約7割が本人確認を行う機器の操作や患者への説明で時間や人手がかかったと回答しています。
また、政府が来年秋に廃止の方針を示している健康保険証については、回答した9割の人が「残す必要がある」としています。
三重県保険医協会の宮崎智徳会長は「医療現場の混乱を避けるためにも、政府に対し廃止方針を撤回するよう求めていきたい」と話しています。