厚生労働省は27日、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」の11月の利用率は4.33%だったと公表した。10月の4.49%から微減で、7カ月連続の低下。政府は来年12月に現行の健康保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化する方針を決めたが、利用率は依然低迷している。
2023年11月は4.33%とされていますが、真のマイナ保険証利用率は2.95%です。厚労省がマイナ保険証利用率として示した4.33%は、マイナ保険証を使って紙の健康保険証なしでオンライン資格確認できたケースです。しかし、実際には最初から紙の健康保険証を出し、カードリーダーを使わないケースがほとんどです。
「紙の保険証受診であってオンライン資格確認を利用しない場合も含めた資格確認総件数」は、直近の数値で2023年6月に約2億4600万件でした。これに対し、11月のマイナ保険証利用件数は726万7633件です。
つまり、真のマイナ保険証の利用率は
マイナ保険証利用件数/健康保険証の利用件数
727万件/2億4600万件 ×100 =2.95%
わずか2.95%に過ぎないことがわかりました。