マイナンバーの誤登録問題をめぐり、河野太郎デジタル相は22日の閣議後会見で、親の公金振込口座を子どもなどのマイナンバーとひもづける「家族口座」の修正を呼びかける文書を27日から郵送すると発表した。
マイナンバーと公金受取口座は同じ名義でひもづける必要があるため、本人の口座に修正しないと児童手当などの給付金が支払われない可能性がある。デジタル庁によると、確認された家族口座14万件強のうち、約13万8千件が修正されていない。本人が誤りに気づいていないため、修正が進んでいないとみられる。
河野氏は会見で「時間がかかる修正だと思うので、まずは丁寧に呼びかけをしていく。修正の状況を見ながら、更なる対応が必要か検討していきたい」と述べた。