マイナカードの保険証紐づけの「登録解除」が、10月28日から可能になった。
利用登録はマイナポータルから簡単にできた。
解除も同じようにやれば良いのか?と思いきや、申請書類を役所まで郵送するとか、なんか面倒くさそう。
資格確認書の有効期限は最大5年だが、実はこれ、医療保険者が自由に設定できる。
地元自治体は、従来の保険証と同じ、一年ごとの更新で、期限が切れる前に新しいものが送られてくるとのこと。 現状は自動更新の予定だが、今後、国の方針によっては、その都度の申請が必要になる可能性もあるという。
以前、取材をした際、某大手企業の健康保険組合は、有効期限を3カ月に設定していた。 3カ月ごとに申請をするのは大変手間である。
わざと面倒な手続きをさせることで、マイナ保険証利用へと誘導しているように思えた。
従来の保険証を廃止し、マイナ保険証への一本化を進めるなら、まずはトラブルを減らす対策を考え直していただきたいと思う。
国家公務員の9月の利用率は、前回公表した3月時点(5.73%)から7.85ポイント増と、倍以上にはなった。それでも現行の保険証廃止を目前に控えながら、依然として利用は低迷したままだ。
過去2回の国民全体の利用率との比較では、わずかに国家公務員のほうが上回っていた。しかし、今回の9月の利用率では、初めて国民全体の利用率(13.87%)を下回る結果となった。
マイナ保険証の旗振り役である厚労省(本省を含む第一共済組合)が最も高かったが、それでも19.68%と2割に届いていなかった。