Muho’s diary

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です。

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です……が、最近は吠えてばかりです。見苦しくて申し訳ありません。でも、いま日本を支配している政治家とその一派の方が遙かに見苦しいでしょう? ちなみに、普通の日常はこちらです。https://muho2.hatenadiary.jp

誇ることの少ない日本でも、国民皆保険制度と母子手帳制度は誇れる

日本は国民皆保険な国。 誇ることの少ない日本でも、国民皆保険制度と母子手帳制度は誇れる。  で、国民皆保険制度を維持しようと思うと、「保険」である以上、「保険が落ちる人の増加」よりも「保険に加入する人の減少」こそ問題なわけ。  つまり高齢化の問題ではなく、少子化の問題。

 

そりゃ保険制度のことだけ考えたら「人口が増える」に越したことはないけども、人口増えっぱなしでも他の問題は生まれる。  

が、「保険の維持」のためには、「少なくとも去年と同じだけの新規加入者がいる」状態は維持せんといかんのは、「健康保険は保険だ」という認識に立てば自明だろう。

 

確かに、「若年層の負担」は問題だ。が、「なぜ若年層の負担が増えるか」の本質的な問題は、「高齢者が増えたから」ではない。

 極端なモデルだが、「来年よりも再来年、再来年より3年後の方が、子供がたくさん生まれてくる」って状態なら、「今の若年層」の「保険料負担」を増やす必要はない。

 

なぜならば、「それが保険という商品だから」としかいいようがない。  

しかし、頭と心の弱い人は、「保険」を「保険」と認識できず「積立」とか「頼母子」かのように認識してしまってる。  

だから「使う奴が悪い」という田吾作のような発想になる。  考え方が真逆なんだよ。