- ただの茶番だ、クズ野郎!
- 河野のケツから出たものが、河野の口に入るようなものじゃないか。
マイナンバーを巡る相次ぐトラブルで、行政指導を受けたデジタル庁。指導した政府の監督機関から調査を受けている最中、その監督機関でかつて事務方トップだった人物を参与に起用していた。
デジタル庁が参与に起用したのは、財務省出身の其田真理そのだまり氏(64)。今回、デジタル庁に行政指導した政府の個人情報保護委員会(情報保護委)で2016年1月~20年7月まで、事務局長を務めていた。在籍時は、マイナンバーを含む、個人情報保護のための制度構築に携わった。
河野太郎デジタル相は22日の閣議後会見で、其田氏を起用した狙いを「庁内での個人情報保護体制を強化する必要があると判断した」と説明した。
個人情報保護政策に詳しい神奈川大の幸田雅治こうだまさはる教授は「調査を受けている最中に、OBを参与に迎え入れたのは手加減をしてもらおうという下心が丸出しだ」と、其田氏起用を批判する。
そもそも情報保護委によるデジタル庁への調査を巡っては、疑念の目が向けられていた。
河野氏は情報保護委の担当大臣でもあるからだ。調査する側とされる側のトップが同じという立て付けに、独立性が担保されるのかとの懸念は根強い。今回の調査でも、野党議員から「調査に手心が加わりかねない」と指摘が出ていた。