Muho’s diary

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です。

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です……が、最近は吠えてばかりです。見苦しくて申し訳ありません。でも、いま日本を支配している政治家とその一派の方が遙かに見苦しいでしょう? ちなみに、普通の日常はこちらです。https://muho2.hatenadiary.jp

沈黙はただの敗北

  • 彼らのやろうとしていることは、あまりの頭の悪さに唖然となるが、彼らのやろうとしていることが、着実に今の日本に根付いていることも事実。アホの戯言にしか見えないが、これを大真面目に組織的に圧倒的熱量でもって行っているわけだから、これはもう、ご立派としか言いようがない。
  • 「まさか、こんなこと本当にしないよな」「まあ、誰かが正してくれるだろう」と黙ってみている間も、この人たちはせっせとバカげた会合を開き、愚にもつかない方策を練り、アホみたいに自分たちの主張を連呼してきた。そしてその「努力」が実を結んでいるのが、今の日本だ。
  • 沈黙は金でもなんでもない。敗北だ。クソみたいになった日本を何とかするのであれば、沈黙をやぶる必要があるのだろう。

 

日本青年会議所(JC)が憲法改正に向けて正真正銘本物のネット工作、マスコットキャラ「宇予くん」も | BUZZAP!(バザップ!)

産経新聞のPRモデルで「日の丸印の小娘ロック!」こと山口采希による「ありがとう、じえいたいさん」という曲をYouTubeニコニコ動画で拡散し、さらにはボカロに歌わせるそうです。若年層がどんどん減っているニコニコ動画を選ぶあたり、いかにも「(中高年が考えた)若年層をターゲットにしています」感がありますね。

さらには47都道府県各ブロック協力事業として「つながり!憲法改正賛成美魔女奥様/ちょいワルおやじ図鑑全国版」を提供するとのこと。今さら「美魔女奥様」「ちょいワルおやじ」を選ぶあたり、平均年齢46歳オーバー、さらなる少子高齢化へフルスロットル状態の日本らしい、ナウでヤングな考えです。

極めつけが憲法改正推進委員会による保守ツイッターキャラクター「宇予くん」。脳筋キャラのはずが「憲法改正をはじめとする歴史や愛国心など保守的なことを面白くつぶやく、また対左翼を意識し、炎上による拡散も狙う」というドス黒い作られ方をしています。

 

ネット工作がバレた途端に垢消し逃亡、日本青年会議所(JC)謹製の憲法改正マスコット「宇予くん」の発言をお楽しみ下さい | BUZZAP!(バザップ!)

なんと今日、ネット工作がバレるや否やアカウント非公開→アカウント削除という「垢消し即逃亡」を決め込んでしまいました。フォロー/フォロワー数が少ないのは、炎上上等の工作活動を仕掛けるリスクを勘案した結果とみられます。

日本青年会議所(JC)のネット工作完全確定、「宇予くん」デザイン発注者は憲法改正推進委員会の委員長でした | BUZZAP!(バザップ!)

 

なお、ランサーズによると宇予くんのデザインを発注したのは「黒川明」という人物。

なんと黒川明氏は公益社団法人 日本青年会議所 国家戦略グループ 憲法改正推進委員会の委員長でした。ブログの内容もそれを裏付けています。これで「宇予くん」は日本青年会議所 憲法改正推進委員会による工作アカウントで、流出した資料も本物と確定したわけです。

工作が明るみに出るや否や「宇予くん」のアカウントを即消し逃亡を図ったものの、一般人を含む多くの人々を口汚く罵倒し、名誉を毀損した事実は消えないわけですが、はたしてどう釈明するのでしょうか。

 

もはや保守にあらず、日本青年会議所(JC)の憲法改正ネット工作用アカウント「宇予くん」の内部告発があまりにも悲しい | BUZZAP!(バザップ!)

 

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「はすみとしこのイラストのようなアカウント」を想定していただけあって、見るに堪えない罵倒や差別意識を垂れ流し、「戦争しないよう抑止力のため九条を改正」と言いながら「中国や韓国をミサイル爆撃したほうがいい」と言い切った宇予くん。そこには「日本すごい」の文脈でよく語られる「日本人が持つ思いやりの心」などは一切見えません。 

 

日本青年会議所(JC)が「宇予くん」を使ったネット工作を謝罪、憲法改正推進委員会トップの関与に触れず「個人の見解」と切り捨ても | BUZZAP!(バザップ!)

 

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今後は入念なコンプライアンス審査が行われるということですが、宇予くんのイラストを発注したとされる憲法改正推進委員会の委員長、黒川明氏がどこまで関与していたのかなどは明かされていないのが現状。

「実際に担当者から投稿されたのは、全て担当者の個人的見解」という表現によって切り捨てが行われたと考えることもできるわけですが、今後追加で何らかの見解が明かされることはあるのでしょうか。