柴山昌彦文部科学相は二日の就任記者会見で、教育勅語を巡って同胞を大切にするといった基本的な記載内容を現代的にアレンジして教えていこうという動きがあるとして「検討に値する」と述べた。「アレンジした形で、今の道徳などに使えるという意味で普遍性を持っている部分がある」とも語った。
政府は昨年三月の閣議で、戦前の教育の基本理念を示した教育勅語を学校で扱うことに関し「教育の唯一の根本とするような指導を行うことは不適切」とした上で、憲法や教育基本法に反しない形での教材使用は否定しないとの答弁書を決定した。
野党や教育学者などからは「教育勅語の排除・失効を決めた国会決議に反する」「戦前回帰の動きだ」といった批判や懸念が出ていた。
NHKニュース7は無視したが、「報道1930」は冒頭で、柴山文科相の教育勅語・普遍性発言を取り上げた。北朝鮮問題でゲストの自民党・衛藤征四郎議員も同調する中で、MCの松原耕二がズバリ批判。
— knamekata (@knamekata) October 3, 2018
「戦前の、神である天皇中心の社会に尽くしましょう、という教育勅語に普遍性があるというのは無理がある」 pic.twitter.com/fU9Lmi1ODL
即刻辞職を。教育勅語の「父母孝行、兄弟姉妹仲よく、夫婦睦び合い、朋友信義」は、全て「一身を捧げて皇室国家の為に尽くせ」の文言に流れ込み、「かようにすることは、忠良な臣民」とされている。つまり、臣民の道徳律だ。日本国憲法下の教育でアレンジなど出来る訳がない。https://t.co/F4GiNeLgYU
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) October 3, 2018
初入閣した柴山昌彦文部科学大臣は就任会見で、戦前の教育で使われた教育勅語について、「アレンジした形で、今の道徳などに使える分野があり、普遍性を持っている部分がある」などと述べました。
「(教育勅語を)アレンジをした形で、今の例えば道徳等に使うことができる分野は、私は十分にあるという意味では、普遍性を持っている部分が見て取れる」(柴山昌彦文科相)
柴山大臣はさらに、「同胞を大事にするなどの基本的な内容について現代的にアレンジして教えていこうという動きがあり、検討に値する」とも話しました。
教育勅語については、政府が去年、教材として使うことを否定しない内容の答弁書を閣議決定し、野党や研究者らが「戦前回帰だ」などと批判していました。
野党からは批判が出ている(朝日新聞)https://t.co/pwPqcQQ9Rw
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) October 3, 2018
「野党からは批判が出ている」じゃないだろう。与党と野党の政局問題じゃない。説明も傍観者のような通り一遍の羅列で、滅私奉公の前の「天皇への」という重要な言葉が抜けている。この当事者意識の無さは何なのか。朝日新聞もおかしい。
内閣改造で2日に就任した柴山昌彦文部科学相が会見で教育勅語の認識を問われ、「現代風に解釈され、アレンジした形で、道徳などに使うことができる分野は十分にある」と述べた。教育勅語は戦後、日本国憲法と相いれないとして国会で排除・失効が決議されており、野党からは批判が出ている。
柴山氏は「戦前は義務や規律が過度に強調されたことへの反動として自由や権利に重きを置いた教育、個人の自由を最大の価値とする憲法が制定された」とし、「権利とともに、義務や規律も教えていかないといけない」と述べた。
「はっきりいうと、戦争が起こったりしたら、勇気を持ち、公のために奉仕してください」「というか、永遠に続くぼくたち天皇家を護るために戦争に行ってください」
— 弁護士 亀石倫子 (@MichikoKameishi) October 3, 2018
「教育勅語は普遍性を持つ」と柴山文科相が言ったので、現代語訳を読んでみました https://t.co/i6XzBaBelg
教育勅語って主語で考えるから意味がわからないだけであって、教育勅語って言葉を使わずに「衆参両院の圧倒的多数で廃止を決議した法律が、あらたに復活決議もされることなく、現場に適用されそうになってる」って考えたら、いかに柴山の主張が危ないか、ネトウヨになるようなアホでも理解できるはず。
— 菅野完事務所 (@officeSugano) October 3, 2018