萩生田文科大臣によれば、「補助金申請の内容が不十分で、手続き上の不備があった」という理由であり、展示内容を原因とするものではないという。
加計学園の獣医学部新設計画を巡り、文科省に働きかけをした疑惑が持たれたままの彼、同省からその疑惑を裏付けるような内部文書が見つかったことについても「なぜこういう文書が出てきたのか不思議」と繰り返してきた彼に、お金の動きについてとやかく言われたくない
萩生田文科大臣は一度採択されていた補助金交付を取り下げる理由として、作品内容ではないとした。これがなかなか巧妙。ネットを中心に、自分たちの支持者にキツイ言葉を叫ばせておいて、自分たちはそんなことは言っていない、とする。このところお得意の共同作業である。「こんなことになるなんて、聞いてなかったですよ。だからダメですよ、これは」と交付金を取り下げた。「こんなこと=脅迫」を抑えようとしなかった人たちが何を言うのだろう。
萩生田文科大臣のあやふやな回避は、見過ごしてはいけないポイントだと考える。