- つまり、頭の悪い国民が誤解しているだけで、正しいのは自分たちであると、山本幸三地方創生担当相様はおっしゃっている。
菅氏「真摯に受け止める」 内閣支持率下落で(2017/7/18 12:56)
菅義偉官房長官は18日の記者会見で、安倍内閣の支持率が報道各社の世論調査で下落していることについて「国民の声として真摯に受け止めたい」と述べた。同時に「閣僚全員が一層の緊張感を持ち、内外の諸課題解決に取り組みたい」と強調した。
加藤勝信1億総活躍担当相も会見で「国民の思いをしっかり受け止めなくてはいけない」と言明。山本幸三地方創生担当相は学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡る問題について「(国民の)誤解が解けていない。ゆがんだ行政をただしたのだと理解してもらえるようにしたい」と説明した。山本幸三地方創生相(発言録) (加計学園の獣医学部新設問題をめぐり、テレビ朝日の世論調査で74%が「行政がゆがめられた疑いが解消されたとは思わない」と回答したことについて)行政がゆがめられたうんぬんの話は誤解されていて、それが解けていない。(10日の)閉会中審査で加戸(守行)前愛媛県知事が熱弁されたように、むしろゆがんだ行政を正したというのが、私どもの考えだ。そういうことをしっかりと理解してもらえるようにするしかないと思う。(閣議後の記者会見で)
ネトウヨ絶賛の加戸前知事証言はインチキ “加計ありき”の証拠が続々! でも安倍応援団は「加戸前愛媛県知事の証言で疑惑は晴れた」の大合唱、そのインチキを暴く! (リテラ2017.7.20より抜粋)
だが、加戸氏について語らなくてはならない重要なポイントこそ、安倍首相と同様に歴史修正主義に加担し、安倍首相とも仲を深めてきたということだ。
たとえば、愛媛県知事時代の2001年には、「新しい歴史教科書をつくる会」による扶桑社版歴史教科書について、教育長に「扶桑社版がベスト」と推薦し、結果、県立ろう・養護学校の一部で採択された。この行為は知事による教育への政治的介入だと問題となったが、加戸氏はその後も扶桑社版教科書の採択を「県政の重要課題」に位置づけた。その姿勢はまさに安倍首相と同類と呼ぶべきで、実際に加戸氏は日本会議系の「美しい日本の憲法をつくる愛媛県民の会」の実行委員長を務め、安倍首相肝いりの諮問機関「教育再生実行会議」の有識者メンバーにも選出。『報道特集』(TBS)のインタビューでの前川氏の証言によれば、加戸氏が有識者メンバーに選ばれたのは「総理から直々にご指名があった」ためだと言う。
- そして、こんなことになっている。
学校法人・加計(かけ)学園が公募で国家戦略特区での獣医学部設置を認められる約2カ月前の昨年11月、山本幸三地方創生相が日本獣医師会を訪れて幹部と面会し、「愛媛県今治市」「加計学園」の具体名や自治体の負担額を挙げて獣医学部の新設方針を伝えたと記録する文書が同会にあることが分かった。山本氏は国会答弁で「加計ありき」の手続きを否定しており、記録にあるような発言をしていたとすれば、これまでの説明と矛盾する。
獣医師会が作成した面会記録で、「山本幸三内閣府特命担当大臣(地方創生、行政改革)との意見交換の概要(抜粋)」とある。日時は「平成28年(2016年)11月17日(木)9時22分〜10時08分」、面会場所は「日本獣医師会役員室」、政府側の出席者として山本氏と事務の秘書官、獣医師会側は蔵内勇夫会長、政治団体・日本獣医師連盟の北村直人委員長ら幹部4人の名前が書かれている。
冒頭の山本氏の発言として「獣医師が不足している地域に限って獣医学部を新設することになった」「財政的に大丈夫か、待ったをかけていたが、今治市が土地で36億円のほか積立金から50億円、愛媛県が25億円を負担し、残りは加計学園の負担となった」「四国は、感染症に係る水際対策ができていなかったので、新設することになった」などと記されている。これに対し蔵内会長は「大学を作ることに賛成できない」などと発言したとある。
- そして、ここまで追い詰められても、稲田氏をはじめ、政治中枢の運動家の皆様たちは、改憲目指して、今の地位に恋々としがみつかれている。恐ろしいことだと思う。