安倍を筆頭に腐りきった政治家がやりたい放題をやっている。それでも国民は怒らず、あろうことか安倍を支持すらしている。それは国民がバカだからか。そんなことはない。その元凶の一旦はNHKであると思っている。公共放送が安倍広報と成り果て、伝えるべき情報を伝えず、政権が伝えて欲しい情報を垂れ流しているからだ。世の中、ネットなどを駆使し、自身の手で真実を探れる人ばかりではない。晩年、寝たきりであった私の母のように、ただNHKが提供する情報を座して見ていることしかできない人もいるのだ。
知らないことに反対はできない。NHKの垂れ流す誤った情報を信じた人が、腐りきった政権を支持するのは仕方のないことだ。
日本は早晩、大変なことになるだろう。本当に潰れるかもしれない。その過程において、私はNHKがどう立ち回るか、しっかり見ておきたいと思う。岩田明子ら、腐りきった解説員たちがどういう態度を取るのか、注視したい。
スタジオには“安倍首相べったり”の政治部の岩田明子記者が陣取る鉄壁の布陣である。彼女は「鹿児島での出馬表明は地方創生を重視する姿勢を打ち出すため」「今年は明治維新から150年。明治維新ゆかりの地、鹿児島を(出馬表明の)発信の地とすることで“新しい国づくり”への意欲を示す狙いもあったのかと思う」などと解説。安倍首相の出馬表明が5分足らずだっただけに、言い足りない部分をしっかりフォローし、政権のスポークスマンとしての役目を十分に理解しているかのようだった。
「安倍首相の出馬はすでに織り込み済みで、緊急性は全くありません。その証拠に、どの民放も出馬表明を生中継しませんでした。通常のニュースの枠で報じれば十分です。首相が表明の場に鹿児島を選んだのも地方重視を打ち出す狙いがミエミエで、NHKの用意周到な生中継の演出は、地方票を欲しがる安倍陣営の選挙運動の片棒を担ぐようなものです。それこそ政権側がメディアへの恫喝のネタに使ってきた放送法4条の『政治的公平』に反しています」(法大名誉教授・須藤春夫氏=メディア論)