Muho’s diary

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です。

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です……が、最近は吠えてばかりです。見苦しくて申し訳ありません。でも、いま日本を支配している政治家とその一派の方が遙かに見苦しいでしょう? ちなみに、普通の日常はこちらです。https://muho2.hatenadiary.jp

3016官邸前大抗議

3016官邸前大抗議に行ってきた。雨も降っているし、仕事もあるしと気が進まなかったのだが、こういうときに行かないでいついくのだ? という自分がおり、さらに、文科省が前川氏の講演に恫喝まがいの質問状を送ったニュースを見て憤慨。安倍とその一派の膿が国の機関の隅々にまで行き渡っていやがる。「アンナチュラル」風に言えば、クソだ。

国会議事堂駅の封鎖が懸念されたので、別駅を使うことに。前回は日比谷だったが、さすがに遠い。桜田門駅も考えたが、そこは警察のお膝元。

永田町駅を使うことにした。駅の出口は一つも封鎖されておらず、国会議事堂をぐるりと巡りながら、官邸前まで。途中、国旗を掲げた集団が、「安倍政権は高支持率のままです」と濡れそぼりながら喚いていた。その真中を通していただき、少し先のすさまじい熱気の中へ。

3014の時は、片側を人が埋め尽くしていたが、今回は両側を埋め尽くし、さらにどんどん広がっている。人も数倍だが、警官も数十倍。完全なデモ封じだった。

参加者は15000人とのこと。雨の中、すごいと思う。仕事もあったので40分ほどで撤収。連日、最前線で声を上げている方々には頭の下がる思い。

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帰宅後ツイッターなどをみていたが、ある批評家なのか評論家なのかよく知らないが、「同じ言葉を何時間も連呼しても広がらない。運動家と思われるだけ。いろいろな人にマイクを渡して、様々な思いを聞くべきだ」と言っている人がいた。真実を突いているとは思うが、もしそういう集まりであったら、私は行かなかっただろう。普段、デモや抗議に参加しない人が、傘をさしつつ、黙って隅に立っているだけで、抗議になり得る。官邸前に集まった人々の凄みは、そこにこそ、あると思う。

 

 

何かが上手くいき始めるとき、「いや、そうじゃなくてさ」と言い始める人がいる。正しいか間違っているかで言えば、圧倒的に正しいんだけど、それだけに、一丸となっている人たちの間に意見の対立を産み、動きが止まり、気がつくと上手くいっていたものががらがらと崩れていってしまうーー。そんなことを何度か体験したことがある。この人の意見を見て、ああ、まさにこれだと思った。

こういう頭のいい、「俺様の意見を聞け」な人って、けっこう危ない。今動いていることを絶対に全肯定しない人だから(全肯定できることなら、何も言わず黙っている)。人々が心の中にしまっている意見のちょっとした違いを一気に表面化させてしまうんだよね。

3016が明けても、残念ながら日本のクソ政治は1ミリも動いていない。これからだ。これからだ。

 

これを読むと、なるほどなぁとも思う。ただ、今、これを話し合っている時なのか? という気はする。なんとかしようとして、なんとかなったときには、すべてが終わってはいないか?