Muho’s diary

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です。

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です……が、最近は吠えてばかりです。見苦しくて申し訳ありません。でも、いま日本を支配している政治家とその一派の方が遙かに見苦しいでしょう? ちなみに、普通の日常はこちらです。https://muho2.hatenadiary.jp

子供の貧困

 

  • 毎日新聞・埼玉大共同調査による「日本の世論2017」。様々な質問がある中、やはり一番目を引くのが、「子供の貧困」。中でも「子供にとっての人並みの生活とは」は強烈。「具合が悪ければ医者にいける」「毎日三度の食事がとれる」とか、これはもう日本が先進国ではないことの証明だろう。子供にこんなことを言わせる国というのは、やはり何かが間違っている。目を向けるべき場所を変えなければならない。

 

子どもの貧困 「教育無償化」に理解

 貧しい家庭の子どもが貧しさから抜け出せない「貧困の連鎖」が大きな問題として指摘されている。連鎖を断ち切るために最も大きな要素を尋ねたところ、「教育の無償化や学習支援」が52%で最多となった。「当人や親など家族の努力」23%、「貧しい家庭への現金支給や就労支援」15%、「わからない」8%だった。

 政府が目指す幼児教育や保育の無償化の財源をどのように負担すべきかについては、「子どものいる・いないにかかわらず国民一般で広く負担する」が66%、「子どものいる世帯が負担する」は13%だった。「わからない」は19%。子どもたちへの教育の重要性については社会全体に一定の理解があるといえそうだ。

 厚生労働省によると、経済的に厳しい家庭で育つ17歳以下の子どもの貧困率は、15年時点で13・9%。

 政府は今月、幼児教育・保育や高等教育の無償化などを盛り込んだ、2兆円規模の経済政策パッケージを閣議決定した。幼児教育・保育は、0~2歳児について年収約250万円未満の世帯を対象に無償とするほか、3~5歳児は幼稚園、認可保育所認定こども園の費用を全て無償化する。ただ、認可外施設を対象に含めるかなどは未決着だ。保育施設に入れなかった世帯は恩恵を受けられず「待機児童解消が先だ」との批判もある。

 

人並みの生活 「医者に行ける」83%

 子どもにとって「人並みの生活」とは?を八つの選択肢から複数回答可で選んでもらったところ、最も多かったのは「具合が悪ければ、医者に行ける」の83%だった。「食事が、毎日3回とれる」82%、「学力さえあれば、高校や大学に行ける」70%が続いた。この3項目は社会全体を通して認識がほぼ一致しているようだ。

 子どもの才能や学力の向上につながる「部活動や習い事に通える」「希望すれば、学習塾や予備校に通える」はそれぞれ44%、40%で半数を下回った。「旅行や娯楽施設(遊園地)等に、年に1度以上は行ける」29%、「携帯電話かスマートフォンを持ち、メールや(無料通信アプリの)LINEなどで友達と連絡できる」21%、「周りの友達がほとんど持っているゲームソフトやマンガを持っている」8%だった。

 項目によって世代間ギャップもみられた。「携帯電話かスマホを持ち……」は、30代以下の3~4割が「人並みの生活」に挙げた一方、40、50代は2割、60代以上は1割台にとどまった。若年層にとって携帯やスマホは重要なコミュニケーション手段になっていることが影響しているようだ。

 

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