- 詳細の分析ゆえ、図を多用しているが、やはり長くてすべてを読むのはつらいかもしれない。でも、最後の一文だけでも見てもらえれば、現政権のやろうとしていることが、上辺だけの人気取りに過ぎないことが判る。
- いつも書いているが、安倍とその一派は、自分たちおっさんが一番偉い世の中を目指している。その例としてぴったりくるのが、戦前、戦中の家父長制だ。「戦前回帰」とか言われるのは、このせいもあるのだろう。そうした社会では、女性が働くことなんてとんでもない。安倍とその一派はさらに「親学」なんてものを上手く利用し、「親は子供と長くいるべき」という「教育」を刷りこもうとしている。結果、女性は家庭に縛られ、子供は親に縛られる。だから、保育園なんて必要ないと考えている。最初っから増やす気なんてないのだ。
- そして日本は少子化がますます進み、滅亡していくのだ。
保育ニーズもきちんと推計できておらず、1年前の陳腐化した計画をもとに進もうとしている状況にも関わらず、無償化を優先させていくのは、もはや正気の沙汰ではありません。
まず、保育が受けられないで困っている人たちを助け、そして現状の保育システムが抱える質の問題を解決し、その上で経済的な困難層から無償化していくことが筋ではないでしょうか。
保育ニーズの見える化、そして出し直された保育ニーズの解消にいくらかかるのかの試算を政府が行うよう、メディアや国民の皆さんが声をあげていただくことを、心より期待したいと思います。
政府の2兆円パッケージのうち、幼児教育無償化に8,000億円、待機児童解消に3,000億円、と報道されてます。
— 保育園に入りたい! (@hoikuenhairitai) 2017年11月29日
でも、毎年の8,000億と3年間の3,000億を同じ土俵で比べるのはおかしいと思い、規模感を見える化しました。
ちょっ…このバランス、もう少し何とかなんないの? #子育て政策おかしくないですか pic.twitter.com/ZMd3c2daS4