Muho’s diary

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です。

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です……が、最近は吠えてばかりです。見苦しくて申し訳ありません。でも、いま日本を支配している政治家とその一派の方が遙かに見苦しいでしょう? ちなみに、普通の日常はこちらです。https://muho2.hatenadiary.jp

改憲の前に会見を潰す

  • 会見逃れようと姑息な手段に走る菅氏たちが問題と言うより、要請をあっさり受け容れて、自らの職務、責任を完全放棄している記者クラブが問題。ここに尽きるのだろう。
  • 首相自身が表舞台に出ず、マスコミに圧力をかける。つまりはある一定期間、国民を騙そうという意図の現れなのだが、これが政治なのだろうか。こんなことをして、国が栄えていくのだろうか。結局のところ、彼らは改憲という目先の、自分勝手な目標しか頭にないのではないか。彼らが改憲後の世界をまったく見ていないのがよく判る。改憲だけが目標だからだ。こんな輩に改憲なんてされたら、後に広がるのは荒野だ。
  • 当然、すべてのきっかけともなった望月記者は、Twitterを通じて大いにもの申している。それはいいとして、注目すべきは、彼女の発言にぶら下がる、醜悪なリプライだ。これを見るだけで、どちらがより正しく、健全かは判る。

 

“公務”理由に質問打ち切り 菅長官&麻生財務相の会見逃れ(日刊ゲンダイ)

 官房長官会見での加計問題をめぐる東京新聞の女性記者の質問に不適切な点があったとして、東京新聞に異例の抗議文を送ったばかりの官邸。今度は記者クラブに“頼んで”質問をバッサリ打ち切り始めた。

 12日午前の会見からこれまでと様子が変わったという。14分ぐらい経った頃、官邸の広報官が「今、手を挙げている方、1問でお願いします」と発言。挙手していた東京新聞記者の質問に、菅長官が「仮定の問題なので控えます」と素っ気なく答えた直後、別の記者がさらに質問をしようとすると、幹事社が「よろしいでしょうか」と遮る。するとほぼ同時に広報官が「ハイ。ありがとうございました」と言って会見を打ち切ったのだった。
 官邸は先月、記者クラブに「公務がある時は会見を短くしてほしい」と要請。クラブ側が「事情は理解するが、会見の主催はクラブなので時間制限は受け入れられない」と一応は突っぱねたという。しかし、12日のやりとりを見る限り、事実上、時間制限を受け入れたも同然。官邸とクラブの「あうん」の呼吸の下、菅長官は公務を理由に、一部記者のしつこい質問から逃れる算段のようだ。

東京新聞記者に触発されて、最近は他の記者も簡単に引き下がらなくなり、菅長官は困っていた。今月末の臨時国会を前に手を打ったのでしょう」(官邸関係者)

■政治家に“忖度”する記者クラブ

 麻生財務相の会見逃れもヒドイ。森友疑惑の中心である財務省のトップでありながら、記者が麻生大臣に徹底追及する場面は見ない。記者の遠慮もあるだろうが、麻生大臣はちゃんと会見せず、ぶら下がり取材でお茶を濁しているのだ。
 8月以降、閣議後の財務相会見9回のうち、ナント7回はぶら下がり。麻生大臣は2問ほどの質問にサクッと答えると、はやてのように去っていく。これでは、やりとりにならない。ぶら下がりが多い理由を財務省に聞くと、「大臣の日程等を踏まえて決めています」(広報室)と、麻生大臣の“多忙ぶり”を強調する。
 安倍首相の言う“丁寧な説明”からほど遠い対応の菅長官と麻生大臣。忖度する記者クラブも同罪か。