- 何とも痛ましい動画ではあるけれど、これが「しつけ」だの「礼儀」だのと賛美しているのは、ただの虐待バカであって、相手にするまでもない。駆逐するべき。
- 一方で、この母親を「虐待だ」とか「車の方を気にして子供を叩いた」などと非難するのもまた、酷というものだろう。
- この思わず出たひっぱたきには、愛情を感じてしまう。あまりのことに動転し、駆け寄った瞬間、安堵や恐怖や怒りなどのない交ぜの感情が、行動に出てしまったのだろう。子育てしていれば、こういう瞬間はいくらでもあるはずだ。だから、この母親の行動はごくごく普通のものだと思う。無事に家に入った後、しっかりと抱きしめてあげればよいし、二度と飛び出さないよう、じっくりと言い聞かせればいい。それが「しつけ」になるのだし、家に入った後も叱責し叩くのであれば、それは「虐待」だ。この一瞬の行動で判断できるものではない。
- そして何より、ごくありふれた日常にここまで不毛な議論が起こってしまうのも、また日本のバカバカしてところでもあると思う。
このツイートやぶら下がってるリプを見ると,多くの人がこうやって殴られてきたんだな,子どもの時に殴られた人たちがまた子どもを殴るんだな,と思って暗い気分になる。多くの虐待親は,殴るのが愛情だと思ってるよ。 https://t.co/fmUlHfvB2V
— 安西敦 Atsushi Anzai (@a_anzai) October 23, 2019