小池局長は部長の携帯電話にかけてきたのですが、その声は横にいる私にも聞こえるほどの大きさでした。ただ、小池局長がニュースを見て怒ったのなら、放送中か放送直後に連絡してくるはずなんです。ところが、実際には時間差がありました。
おそらく、その間にニュースを見た人物から、小池局長に『あんなニュースを出して、どうなっているんだ』というような連絡が入ったのでしょう。電話の後、部長は苦笑いをしながら『あなたの将来はないものと思え、と言われちゃいましたよ』と言っていました
時の政権が報道内容に露骨に介入してくる。実態は"忖度"でなく、"介入"なのです。
森友学園問題を報じた元NHK記者で、現在は大阪日日新聞の論説委員を務める相沢冬樹さん(56)が16日、福井市大手2丁目の福井県教育センターで講演し、森友学園問題をめぐるNHKの報道や記者の仕事などについて語った。約90人が聴き入った。
森友学園問題が明らかになった当時、相沢さんは大阪報道部にいた。当初、NHKでは全国ニュースにならなかった。売却価格の決定過程に関する特ダネは約2カ月、放送されなかった。やっと放送されたその3時間後、「あなたの将来はないと思え」と当時の上司が電話で激怒されている姿を目の当たりにした。
「露骨に上からの圧力を見たのは初めてだった」と振り返る。その後、考査業務への異動を命じられ、記者を続けるためにNHKを退職した。
森友学園は土地を売った国と学園を認可した大阪府の問題だと強調。学園側の補助金不正にとびついたメディアがあり、本質が見えなくなったと指摘し、「情報をとれなければ記者の仕事にならないが、何のために報道するかを考えなければ真の記者とは言えない。『世のため人のため』を意識して行動していきたい」と話した。(南有紀)
「やっと(森友問題が)放送されたその3時間後、『あなたの将来はないと思え』と当時の上司が電話で激怒されている姿を目の当たりにした。『露骨に上からの圧力を見たのは初めてだった』と(元NHK記者の相澤冬樹さんは)振り返る」
— 異邦人 (@Beriozka1917) March 18, 2019
NHKが実質的な政府広報に成り下がった瞬間。 https://t.co/sc8dwIp0PP
- 一応、メールは送った。
「森友疑惑報道 NHK局長が激怒するまでの3時間に何があった? 退職した相澤冬樹記者に聞く」という記事が出ております。政権に近しいとされる小池局長が、露骨な介入を行っているとの内容です。こうした記事に対し、NHKとしては、どう対処するおつもりでしょうか。こうした事実はないと否定されるのでしょうか。否定されのであれば、この中傷ともとれる記事に対し、何か反論されるのでしょうか。それとも、内容を認め、小池局長から何らかのコメントがあるのでしょうか。ぜひおきかせいただきたい。いずれにせよ、受信料で運営されている公共放送としては、大いに恥ずべき事態と考えます。
https://dot.asahi.com/wa/2018122900024.html
- 返事がないので、さらにもう一通。
3月27日に、森友学園疑惑の報道につき、NHK小池報道局長からの圧力が本当にあったのかを質問させていただきました。(問い合わせ番号[3141080_3141098])いまだご返事はないのですが、今度は朝日新聞にも同様の記事が載っておりました。「露骨な圧力を見たの初めて 森友報じた元NHK記者」という見出しです。この記事の内容は事実でしょうか。報道部に上層部から露骨な圧力がかかるというのは、すでに報道としての体をなしておりません。事実であれば、早急に改善すべきです。事実であるのかないのかをお聞かせ下さい。事実でないのであれば、朝日新聞の記事は虚偽ということになります。嘘の記事を載せられてNHKは泣き寝入りするのでしょうか。その対応策についてお答え下さい。事実であれば、具体的な改善策をお答え下さい。よろしくお願いいたします。