Muho’s diary

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です。こちらには政治的叫びはありません。

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です……が、最近は吠えてばかりです。見苦しくて申し訳ありません。でも、いま日本を支配している政治家とその一派の方が遙かに見苦しいでしょう?

NHKに悪意あり 悪意ある公共放送の恐怖

  • 抗議はこちらへ。抗議しよう! 受信料むしりとられているだけでいいんですか?
  • 受信料は安倍広報に使われている。自分の金があの安倍を養うために使われている。そんなこと許せるはずないでしょう。

www.nhk.or.jp

 

hbol.jp

 このNHKの映像が、どのように悪意に満ちていたか、簡単に解説しておこう。

 第一に、上にも述べたように、小川議員自身の言葉が、一つも紹介されなかった。紹介されたのは、冒頭の「つかみ」部分で、総務省の統計標語の募集に対してインターネット上にあふれた統計標語のパロディーだけだ。まるで小川議員が、誹謗中傷だけで無駄に時間を埋めたかのような印象を与えるものだった。

 第二に、小川議員は無礼な議員であるかのような印象を与えた。実際には趣旨弁明の開始時に、大島議長に対しても議場の議員に対しても深く一礼しているのだが、それは紹介されず、登壇のシーンに続いて、原稿を読み上げているシーンが流され(アナウンサーの音声がかぶせられ、何を語っていた場面かは読み取れない)、一礼した場面は紹介されなかった。それに対し、自民党の丹羽議員については、議場の議員に対して深々と一礼するシーンが流された。

 「途中、何度も水を飲む姿に、議長は」というアナウンスもそうだ。いたずらに水ばかり飲み、無駄に時間を費やしているかのような印象を与えるものだった。また、引いたカメラで、水を飲む小川議員と、その背に向かって注意する大島議長、というシーンをとらえることにより、無礼な議員、という構図を示した。

 実際には、大島議長が小川議員に注意したのは、1時間48分のうちで、二度だけだ。上記の見出しの(20)の消費増税に触れた場面で、この「少し早めて結論に導いてください」という発言があった。さらに、(27)の結論のところで、「(与党の)不規則発言に答えず、進行してください」という発言があった。その二度だけだ。

 しかし、大島議長の「少し早めて」という注意に続いて、その注意に拍手で応える与党議員を映し出すことにより、議長も議員もうんざりしている、という印象を与える描き方だった。

 第三に、苦笑いしつつ原稿を振りかざした小川議員の様子に「趣旨弁明は、2時間近くに及びました」とアナウンスをかぶせ、うんざりした様子の自民党橋本岳議員の姿を映し出した場面は、いたずらに時間をつぶしてヘラヘラと小川議員が笑っているかのような印象を与えるものだった。

 実際には原稿を振りかざした場面は、(27)の結論に至る直前だ。本当はまだ、あと4割ほども語り残した原稿があった(※先述したように小川議員が自身のブログで公開している)。しかし、無念の思いでそれを読み上げるのを諦めた、その苦笑いをとらえたものだった。

 

 第四に、自民党の丹羽議員による「このたび野党諸君が提出した決議案は、まったくもって理不尽な、反対のための反対。ただの審議引き延ばしのパフォーマンスであります」との発言は、小川議員自身の発言が一言も紹介されていなかったため、説得力をもつもののように紹介されていた。   

第五に、自民党の丹羽議員による「国民の誰ひとりとして、このような無駄な時間の浪費を望んでいないことに、どうして気がつかないのでしょうか」という発言。筆者はこれを、野党議員を支持する国民を排除する発言と受け止めたが、NHKは「誰ひとりとして」という排除的な発言を、もっともな指摘であるかのように紹介した。

  第六に、小川議員の趣旨弁明演説の前に根本厚生労働大臣の、余裕の笑顔のような表情を映し出し、最後にも根本大臣の発言を紹介することによって、小川議員の趣旨弁明演説はなんら根本大臣に「刺さる」ものではなかった、という印象を視聴者に与えた。 

このようなNHKの報じ方には、ツイッター上では批判の言葉があふれた。しかし、NHKだけを見ている人には、このNHKの切り取り編集の悪質さは伝わらないだろう。野党議員が国会質疑の時間を無駄に浪費している、そのように受け止めただろう。  そう考えると、なんとも言い難い思いに駆られる。しかし、そうやって政治にうんざりして関心を失うことこそが、政府・与党がねらっていることなのだろう。

 

追記

以下のメールをNHKに対して送った。

本日、「小川淳也議員による根本大臣不信任決議案趣旨弁明を悪意ある切り取り編集で貶めたNHK」(https://hbol.jp/187300)という記事を目にしました。実は、私もこの記事とまったく同じことを感じていました。
この記事にある「悪意ある切り取り」とは本当のことでしょうか。悪意がないのであれば、どういう方針であのような編集が行われたのでしょうか。また、この記事を書かれた「上西充子氏」に対しては、どのように対処されるおつもりでしょうか。
小池報道局長という人物が安倍政権と癒着し報道に圧力をかけているという記事もありました。これを見る限り、事実としか思えません。
NHKは国民の受信料で成り立っているのですよね。その放送が権力によって歪められるのは国の存亡に関わります。お返事、お待ちしています。