Muho’s diary

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です。こちらには政治的叫びはありません。

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です……が、最近は吠えてばかりです。見苦しくて申し訳ありません。でも、いま日本を支配している政治家とその一派の方が遙かに見苦しいでしょう?

桜田氏が大臣でがっかりだ

  • 「一部を切り取らず全文を読め」の擁護については、言葉を生業にする者として、断固、首肯しかねる。実際、過去の麻生発言とか、あからさまな切り取りがあったのは事実だが、今回は違うと考える。擁護している人は「がっかり」という言葉を軽く考え過ぎているのではないか。
  • 桜田氏の発言全文を見ると、大臣としては大いに稚拙だが、終始無難に乗り切ろうという努力は見える。でも、「がっかり」という言葉はそのすべてを帳消しにしてしまう。今回、マスコミがそこに食らいつくのは当然。
  • 「がっかり」って、多くの場合、言われた側に非がある意図で使われる。「遊びたかったのに(遊べなくなって)がっかりだ」とか「楽しみにしていたのに行けなくてがっかりだ」とか、期待を外された思いを、他者にぶつける言葉なの。
  • 今回、五輪を所管する大臣が、金メダルを取れるところまでいったのに、癌と診断されてしまった選手に対して、「がっかり」と言い放った。これって、ドーピングとか下着ドロとか、不祥事を起こして五輪に出られなくなった選手と同じ扱いよ。だから、みんな怒っている。
  • これが切り取りだと言う人は、自分の尊敬する誰か、あるいは自身の近しい人から、「がっかり」と言われた時のことを想像してみればいい。刺さるから。当の選手の身になってみなさいよ。癌になって、五輪に出られなくなって、「がっかり」と言われてんのよ。
  • この発言を擁護している人は、いったい何を守りたいのだろう。どうしてそこまで、擁護のための擁護をして、お互いにいいねをつけるんだろう。いろいろ「がっかり」だね。
  • でね、当人が謝罪して撤回してるんですよ。それをどうして切り取りとかって擁護しなくちゃならないのか。切り取りだと言うのなら、謝罪も撤回もしなければいい。
  • そんな桜田氏に安倍が「君にはがっかりだ」と言う。「がっかり」って言葉はこういうときに使うんです。