新潮社が激しく叩かれ、「新潮45」は事実上の廃刊となった。いやでも、それは違うだろう。事は杉田水脈議員の差別的論文に始まり、それを擁護する小川榮太郎を始めとする種々の文章でさらに火がついた。それらを掲載した雑誌がなくなることですべてが終わるわけではない。書いた張本人に咎めはないのだろうか。
結局のところ、首相が愛でる国会議員と首相の息のかかった評論家には手がだせない。だから、叩きやすい出版社を叩いた、そういうことではないのか。実際、書いた者たちは、今日も悠々とそれなりの社会的地位を享受している。そして何より、それらを書いた者が、首相のヨイショ本を出版しているという事実(しかも幻冬舎だし。おぇぇぇ)。
雑誌がひとつなくなったからといって、完結させて良い問題ではない。
#報ステ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) September 21, 2018
“杉田論文”を擁護、「新潮45」に、批判の嵐❗️
「LGBTという概念について馬鹿らしくて詳細など知るつもりもない」
「満員電車に乗った時に女の匂い…彼らの触る権利を社会は保証すべきではないのか」
…醜悪の極み。頭おかしい😖
ついに #報ステ でも。
終わったな、小川榮太郎。 pic.twitter.com/nVFP4HmF9g
「LGBTという概念について 私は詳細を知らないし 馬鹿らしくて 詳細など知るつもりもない」
「レズ、ゲイに至っては 全くの性的嗜好ではないか」
「満員電車に乗った時に 女の匂いを嗅いだら 手が自動的に動いてしまう そういう痴漢症候群の男の困苦こそ 極めて根深ろう」
望月衣塑子氏のTwitterより
「 LGBT は生産性がない」と述べた 杉田水脈 議員は、安倍首相のお膝元の中国ブロックで、比例単独としては実質1位。杉田議員を擁護する記事を展開したのは「約束の日 安倍晋三試論」(幻冬社)の 小川榮太郎 氏。首相周辺は〝こんな人達〟に支えられている。
- 非常に納得のいく考察。そう、結局のところは、首相案件に行き着く。すべての元凶は安倍首相と言って良い。
山崎雅弘氏のTwitterより
「新潮45」休刊のお知らせ(新潮社)https://www.shinchosha.co.jp/news/20180925.html … これ以上、のらりくらりと逃げるのは無理だという判断だろうが、この声明文でも結局、誰のどの文章がなぜ問題と判断したのかという説明や傷つけた相手への謝罪はなし。それを具体的に説明すれば、二人の後見人である安倍晋三氏に累が及ぶ。
杉田水脈議員の寄稿内容は間違いでしたと非を認めて反省する選択肢もあったはずだが、それをすれば杉田水脈氏は議員辞職を要求され、後見人である安倍晋三氏の責任も問われる。安倍政権のイメージが悪化する。それで「何が悪いのか」と居直り、正面突破を図った。社会の良識を甘く見たのだろう。