参議院議員があり得ないだろう。「0歳から2歳児は親と一緒の安らぎの中で情緒や知性、好奇心、思いやり、忍耐力の基礎が作られる」とか何を根拠に言っているのか。ただのカルトではないか。狂っている。さらには、「「愛情と子育ての力、良質な幼児教育が大切」と家庭と公教育の重要性を指摘している」ときた。
つまり、「子供を産んだ母親は働きになど行かず、家にいて育児に専念しろ」ということだ。こんなことを、現役の議員(自民党)が新聞(政権の提灯新聞)に投稿しているわけだから、その意図は明らかだ。
ちなみに、この山谷氏は「慰安婦強制連行を否定」「性教育に否定的」「選択的夫婦別姓に反対」「一部インターネットサイトの検閲義務付け」を主張する御仁。当然、好き好き安倍先生の一人。つまり、今の政権下で保育園問題が解決するわけもなく、少子化はますます進むということ。女性はもっと怒った方がいい。
0から2歳児は親と一緒の安らぎの中で情緒や知性、好奇心、思いやり、忍耐力の基礎が作られるという。主要先進国で幼児教育無償化の広がる根拠となったシカゴ大学のヘックマン先生の研究は、金銭ではなく、「愛情と子育ての力、良質な幼児教育が大切」と家庭と公教育の重要性を指摘している。
後のつぶやきで、「言葉足らず」だったと言い訳しているけれど、それもまたピントがずれている。そして、「自分も子供がいて、子育てをした」「少子化などの施策に携わっている」と繰り返す。それだけの経験をして、それだけの要職いれば、こんな言葉足らずのツイートなんてできないと思うが。ご本人は「軽はずみだ」と言う指摘に対し、むっときてたようだけれど。
待機児童、待機児童っていうけど
— 杉田 水脈 (@miosugita) 2018年1月24日
世の中に「待機児童」なんて一人もいない。子どもはみんなお母さんといたいもの。保育所なんか待ってない。待機してるのは預けたい親でしょ。
子供の視点は抜けている。だからといって、それが「親の視点ばかり」というのは政治家として実に無責任だろう。子供を預ける親にもいろいろな事情がある。預けたくないが仕方なく預けている親だっているだろう。なぜかって、働かないと生活できないからだ。様々な選択肢を提示し、国民がそれを選べるような状態を作ってはじめて、「視点」なんて話が出てくるのだ。それをしようともしないで、「子供の視点で考えろ。子供は親と一緒にいたほうがいいだろ?」ってのは、最初に出てきた、頭のおかしい参議院議員と根底では繋がっているということだ。
批判やその他色々あると思いますが、私が常々思っているのは、日本の施策には子供の視点が抜けているのではないかということ。全て親の視点ばかり。働きやすいとかそうでないとか。子供の気持ちとか成長とか度外視してる。本当にそれでいいの?
— 杉田 水脈 (@miosugita) 2018年1月24日