東京都の小池知事はNHKのインタビューで、「大変な時期にあるので、安倍総理大臣にはしっかりと国政を担っていただきたい」と述べたうえで、東京オリンピック・パラリンピックをはじめ、都政を前に進めるため安倍政権との連携は必要だという認識を示しました。
小池知事はNHKのインタビューで、東京都議会議員選挙で大敗した自民党の現状について、「これまでと雰囲気が変わってきているのではないか。いろんな議論を戦わせるのが自民党の活力の源であるが、中には『物言えば唇寒し』と私に言ってくる現職の議員もいる。自民党が政権与党としていろんな意見を取り入れることは国にとっても不可欠な部分で、そこが遮断されることは国民の側の不満を呼ぶ」と述べました。
そして、「北朝鮮問題も日米関係も大変な時期にあるので、安倍総理大臣にはここはしっかりと国政を担っていただきたい。日本経済を引っ張っていく成長エンジンは東京にあり、国との連携でさらに効果がプラスに出てくることは日本全体にとってもいい。時には官邸のほうからいろんな風が来るが、全体を見ながら何が必要かは、言わずもがなでお互いに伝わっていると思う」と述べ、東京オリンピック・パラリンピックや国際金融都市の実現をはじめ、都政を前に進めるため、安倍政権との連携は必要だという認識を示しました。