- 布施祐仁さんのつぶやき。改憲へのモヤモヤ感が見事なまとまっている。
安倍さんは改憲は「自衛隊員のため」と言ってるけど、本音は、ただ改憲がしたいのだと思う。「改憲のための改憲」という言葉が一番しっくりくる。閣僚から異論が出る位、具体的必要性はない。そもそも、憲法は国民のもので、国民が政府を縛るためにあり、首相の私的な願望をかなえる道具ではない。
残ったのは、祖父・岸信介が果たせなかった悲願を自らの手によって成し遂げんとする安倍晋三の改憲に対する執着心だけ。しかし、必要性もないものに膨大なエネルギーと時間とコストをかける余裕は今の日本にはないはずだ。
「共謀罪」の趣旨を含む組織的犯罪処罰法改正案について、自民、公明両党は10日、18日の衆院本会議で採決する方針を固めた。会期内に成立させるため、審議時間がめどとしていた30時間に達すれば、継続を求める野党の反対を押し切ってでも採決を強行する構えだ。野党は金田勝年法相の不信任決議案を出して対抗する考えだ。
自公両党の幹事長、国会対策委員長は10日、東京都内で会談し、来週以降の方針を協議。自民の竹下亘国対委員長はその後の政府・与党連絡会議で、「(法案を)できるだけ早く参院に送付したい」と話した。衆院法務委員会ではこれまで、参考人質疑を除いて19時間余り審議。12、17の両日の審議で、与党側が目安としていた30時間に達する見込みだ。会期末の6月18日までに参院で衆院と同等の審議時間を確保するには、5月第4週には参院で審議に入らなければならない。
一方、本会議の審議入りには安倍晋三首相の出席が必要だ。与党は、26日からイタリアで始まる主要国首脳会議(G7サミット)に出席する首相の予定や19日に閣議決定する天皇陛下退位特例法案の審議への影響を念頭に、18日の衆院通過が必要と判断。この日にできなければ会期延長は避けられないとみている。民進党の笠浩史国会対策委員長代理は10日の記者会見で、「(審議時間が)30時間で良しとする類いの法律ではない。大臣の答弁、政府見解に矛盾がある」と述べ、国会会期や首相外遊などの日程ありきで採決する与党の姿勢を批判した。
衆院法務委では、一般人が捜査対象かどうかで大臣らの答弁が二転三転。「共謀罪」の要件とされる準備行為の定義のあいまいさが指摘されている。民進は現行法の予備罪の拡大や空港での水際対策の強化を柱とする対案を近く提出し、審議の継続を求める方針だ。■与党が想定する「共謀罪」法案をめぐる国会日程
5月12日 衆院法務委員会で審議17日 衆院法務委で審議、採決
19日 天皇陛下の退位を実現する特例法案が閣議決定(国会提出)
22日 参院本会議で審議入り
23日 参院法務委員会で審議入り
26〜27日 安倍首相、イタリアでのG7サミットに出席
6月中旬 参院で採決、成立
18日 会期末
23日 東京都議選告示
7月2日 都議選投開票
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「フーディーニ&ドイル」
第3話
どんな病気も治してしまう「神の手」を持つダウニー牧師。「信仰治療」の集まりの最中、牧師を非難したバッチという男がその場で謎の死を遂げる。それは神罰なのか。ダウニーは癌などの不治の病を治療する一方、彼の周囲では不審な事故や死が続いていた。神の手を完全否定するフーディーニと、結核で意識不明の妻を何とか助けたいドイル。信仰は、本当に人を救うのか。バッチの死は、神によるものなのか。そんな中、フーディーニの体に異変が……。二人のキャラクターと立場が一番上手く昇華されていたエピソードだと思う。「神の手」の真相については、放り投げ? のような印象もあるけれど、正反対の意見を持つ二人のミステリードラマとしては見事な仕上がり。犯人もいい。