Muho’s diary

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です。

小説などを書いている大倉崇裕のオタク日記です……が、最近は吠えてばかりです。見苦しくて申し訳ありません。でも、いま日本を支配している政治家とその一派の方が遙かに見苦しいでしょう? ちなみに、普通の日常はこちらです。https://muho2.hatenadiary.jp

勝てるわけがない

  • 菅野完氏と上杉隆氏。こうして見ると、お互い、何だかなぁと思う。ジャーナリストであるし、立場も違うのであるから、仲良くしろなんて言うつもりはないが、やっぱり、頭がいいんだろうなぁ。
  • 一方で、失礼ながら頭があまりよろしくない、日本会議のような皆様は愚直に、深く考えることもなく、一致団結して、黙々と抗議のハガキを書き、嬉々として抗議の電話をかけ続けているわけだ。
  • そりゃあ、勝てるわけないなぁ……と思った次第。 

 

uesugitakashi.com

2017.10.20

抗議文

菅野完様

 2017年10月18日付貴殿発行のメルマガにおいて「希望が腐ったのは上杉隆がいたから」との中傷メルマガを執筆、同時に配信を行なっている。
 のみならず、不特定多数が読める形でSNS上に拡散することを黙認している。
 しかし、実際には貴殿の取材活動において上杉本人あるいは上杉の関係者には一切取材を行なわないのみか、貴殿の指す人物に確認したところ、全くの事実無根であることも確認されている。
 こうした中傷記事による上杉個人への誹謗は到底看過できるものではない。速やかな謝罪とともに早急の記事の削除を強く求める。

2017年10月20日
上杉隆事務所

 

 

  • 菅野完氏のメルマガ10月19日8時10分号より、引用。

 ★★★希望の党のダメさは上杉隆的ダメさであったのではないか★★★

希望の党の溶解っぷり、ダメっぷりはもはや書く必要もないぐらい明らかではあります。
しかしこのメルマガが「希望のダメっぷり」にこだわるのは、「なぜ、9月最終盤であんなに急激にえぐる様にダメになったのか」という点。

希望の党はその主張の是非はともかく、立ち上げ記者会見直後、天下を獲りそうな勢いがありました。民進党との合流を決めたころなど、あのドタバタでも小池百合子の手腕を評価する声ばかりが目立つ状態でした。それがなぜか、9月最終盤になってダメになる。

・小池の「排除」発言で人心が離れた
・若狭の「政権交代は次の次」発言でモーメンタムが削がれた
・小池の不出馬で希望の党としての看板がなくなった
・枝野の立憲民主立ち上げで求心力が落ちた

など、諸々の要素があるわけですが、僕はどうもこれら全ての説得力に欠けるとおもうんですよ。
というのも、「希望の党の手数そのものが減った」という点の説明がつかないから。
明らかに10月入る直前ぐらいから、希望の党の動きが鈍っている。というか、小池百合子がもはや希望の党に「飽きている」様に見える。
この点への説明がつかないわけです。

ここをずーっと不思議だなぁなにがったんだろうなぁと調べていたんですが、いよいよ「ああそういうことか」ということがおぼろげながら見えてきました。アメリカの陰謀とか、小池・小泉恋愛説とか、さまざまな話のあるなかで、もっとも説得力のある見立てが。

キーポイントは、あの上杉隆です。そうですあの半端者です。

ネットの一部などでは、希望の党フィクサーというか黒幕として、元産経の尾崎記者の存在が取りざたされています。これはこれで間違いがない。尾崎記者は小池知事の特別秘書・宮地美陽子の夫。本来、小池は、尾崎を特別秘書としたかったわけですが、当時尾崎は産経を介護休職中で「休職中の人間を抜擢採用するのは聞こえが悪い」とのことで、妻である宮地が代わって登用されたという経緯です。
尾崎と小池のつながりは、小池が大臣時代に尾崎が番記者をやっていたころから始まったそうで、その頃から尾崎は小池のお気に入りだったといいます。で、いろんな証言を付き合わせると、尾崎は都議選前後ぐらいから、どうやら小池の周りに常に侍り、都議選対策、新党づくりを補助し仕切るようになっていたようですな。で、ついに9月頭に産経を辞め、小池の補佐に専念するようになったと。この尾崎が、9月終わりの希望の党による、民進吸収、リベラル排除、候補者選定を取り仕切っていたわけです。

が、ここでなぜか上杉隆が登場。
小池が都知事になって以降、上杉は小池にべったり。そして小池もそれをよしとし、対談本を出したり、小池が上杉のネットメディア番組に登場したりと上杉と小池の蜜月はつとに知られる通りではあるわけです。どうやら小池は上杉隆をして「小池ブランドのメディア対策担当」と任じていたようですらあります。まあこの時点で、上杉隆ごときを重用する小池百合子の人を見る目のなさが露呈してますな。で、上杉はいつものごとく、「鳩山家との繋がり」を売り物にして、上記、尾崎による新党設立構想に関与して行くことになったわけです。諸々の情報を総合すると上杉と尾崎の2名体制になったのは、9月中盤ごろからだといいます。つまり新党立ち上げ記者会見(あのパンダの記者会見とニコイチでやった会見です)直前
のことですな。上杉も尾崎とともに、候補者選定などの作業に当たったらしいのですが、ここで上杉の悪い癖がまた出た。大物気取りってやつです。9月25日、小池が若狭や細野をひきつれて希望の党結党記者会見をひらきます。このころが、上杉・尾崎コンビの絶好調。この絶好調の余波をかりて、上杉は増長満をかさねていくようになったようですな。それまで水面下で、前原・小沢・小池そして連合との4者会談で、野党一本化構想が話し合われていたわけですが、上杉がフィクサーを気取り出し、小沢や前原や神津に「小池と話ししたいのなら俺を通せ」と振る舞い出したわけです。そして9月26日には上杉は小沢を排除したといいます。が、まあこれは小沢の方から身を引いたのかもしれない。小沢ぐらいの人間なら上杉
がぺてん師であることぐらいすぐにわかりましょうからね。で、上杉はこのころから「俺と小池と尾崎ですべて決めてる。バッジはそれに従え」というようなことを言うようになったとの証言もあります。僕がこの証言を信じるのは、この証言をよせてくれた証言者が「上杉さんはフカすから、ほんとは小池と尾崎かも。」と、上杉の傾向を知悉したうえで証言してくれているからです。いやぁ眼に浮かびますね。増長満に増長満を重ねて横柄にフカシまくる上杉の姿が。

で、問題は、これが上杉だということ。
3.11以降のネット界隈をよくご存知の方ならご承知のとおり、上杉のパターンは「嘘」「フカシ」です。仕事の元手が嘘とフカシである以上、どんな仕事だって、成功どころか「最後までやりきる」ことすらできないのは必定。事実、上杉が「何かを最後までやりきった」ためしなんてない。だからこそ上杉はあちこちで人を裏切っている。裏切っているというか、相手が「裏切られた」と感じ、上杉を捨て続けている。直近の事例では、水道橋博士が上杉を突如「あんなひどいやつはいない」と切り捨てた事例が記憶に新しいですな。これが上杉のパターン。上杉はあちこちで、こうしたカタストロフィカルな「他人との決別」を繰り返しているわけです。だって仕方ない。上杉堂の河野という話でなく、嘘とフカシで仕事を
する人間は、どの業界どの分野でも、最後はきっとそうなる。

で、上杉はこれを、希望の党でもやらかしてしまったのではないか? というのが、「小池百合子がもはや希望の党に「飽きている」様に見えるのはなぜか?」という疑問にたいするいまのところの答え。

小池は、上杉を重用し抜擢した。
しかし上杉は上杉でしかなかった。所詮上杉だった。
いかに小池が人のを見る目がなくとも、上杉のダメさがだんだんわかってきた
そしてついに、小池は上杉を、水道橋博士やこれまで上杉の周りにいた人々がそうであったように、突如切り捨てた
小池の手元には上杉が作った虚実ない交ぜになったリソースしかなく使い物にならないものしかない
故に小池は、万策尽きて、もう飽きてしまった

というもの

これはひとえに、上杉隆ごときを重用した小池がわるい。
少しリサーチすれば、上杉には近づいてはいけないとわかるはず。

上杉がダメというよりも、そんなことさえできない小池百合子が、国政に容喙しそして現に都知事をやってることの方がよほど恐ろしい。

いやぁ。もしこれが真相なら、我が国の民主主義は、とんでもない愚劣な連中によって左右されたことになる。

うーーん。しょーもなすぎますなぁ

★★★★★★★★★