- つまり、「答えたくないものには答える気がない」ってことを認めたわけだ。こんな考えで記者会見に臨む権力者に対して、記者たちのすることは一つ、そこに食らいつくことだろう。普通にきいてきいただけでは、この人、答えないよ。
- パウエル氏も心外だろう。
- 答えない権利の前に、答える義務があるとは考えないのだろうか。
- 官房長官をはじめ、いったい、何を恐れているのだろう。自民・公明党は圧倒的議席数を持っている。国民のためになる施策を次々と打ち出し、実行できる状態にある。それなのに、何一つ、良いことなどしていない。効果の上がらない経済施策と一文にもならない憲法改正に血眼になっている。日本人は不幸だ。
菅義偉官房長官は13日のニッポン放送番組の収録で、記者会見の対応に悩んでいたとき、パウエル元米国務長官の本にあった言葉に勇気づけられたことを明かした。いまも学校法人「加計学園」(岡山市)問題などで執拗(しつよう)な追及にさらされているが、心中穏やかでいられなかったようだ。
菅氏は、パウエル氏が国務長官に就任した際、記者会見の対応に最も苦慮していたと紹介した。そのうえで「悩んで悩んだ結果は『記者には質問する権利がある、私には答えない権利がある』と。そう思ったら楽になったといっていた。参考になった」と述べた。
「答えない権利」の意味をさらに尋ねられると、菅氏は「真正面の答えをしないことはよくある」と返した。最後は「『会見を見ていると怖そうな人だけど、実際に会うと怖くない』とよくいわれる」と述べ、笑いを誘った。
パウエル氏の本には記者会見の15ほどの留意事項が書かれ、そこには「ウソやごまかしはいけない」とも。菅長官は都合のよい解釈で会見打ち切りを記者会に打診したと言うことか「答えない権利ある」#官邸会見 対応で https://t.co/vp37WTO37C @Sankei_newsより
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2017年9月14日